向日葵の花を摘んで
麦藁帽子に括りつけて
いつか枯れてしまうから
それまでわたしはあなたを待つよ

向日葵にサイダーを注いだの
教えてくれた愛憎で

蝉の抜け殻と死骸が並ぶ
夏を愛すには遅すぎた


夏は逃げない
じりじりと喉を絞めていく
愛?

あなたへの愛憎を全て込めたから
夏はこんなにも煌めいているのでしょうね

早く枯れてしまえばいいのに。




* 121012